異色の個性派——切りバラ品種「リンボ」の魅力

ひときわ目を引く個性派バラ「リンボ」
切り花品種として誕生し、花屋さんの店頭でも独特の存在感を放つこのバラは、育てる楽しさも格別です。

咲き始め、特に春先など気温が低い時期には、蕾が深いグリーンをまとってゆっくりと開花します。
その神秘的な濃緑から鮮やかなレモンイエローへ、そしてクリーム色へと移ろう色のグラデーションは、「リンボ」ならではの美しさ。
花弁の縁に入る繊細なギザギザも、個性的な表情を引き立ててくれます。

香りがほとんどないのは少し惜しいところですが、ゆっくりと時間をかけて花開くため、観賞できる期間がとても長いのが魅力です。
切り花品種らしく花もちも抜群で、お庭でも室内でも長くその美しさを楽しめます。
枝にはトゲが少なく扱いやすい反面、体質はやや繊細なので、日々の丁寧なお世話を心がけてください。
愛情を注げば、花屋さんに並ぶ一輪にも引けを取らない、個性あふれる花姿が楽しめます。

品種データ

  • 品種名:リンボ(Limbo)
  • 系統:ハイブリッドティー
  • 花色:気温が低い時は濃いグリーン~鮮やかなレモンイエロー、開花が進むとクリーム色に
  • 咲き方:四季咲き
  • 花径:10cm/抱え咲き
  • 香り:ほとんどなし
  • 樹高・樹形:90cm/半横張り性・トゲの少ないブッシュ
  • 開花時期:5月中旬頃~(普通)
  • 作出:1999年 ドイツ Wilhelm Kordes III

「リンボ」は、お世話を惜しまない方にこそおすすめしたいバラ。
ゆっくりと咲き進むその姿と、唯一無二の個性が、育てる人の心に深く残る一株です。

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