【薔薇紹介】やさしい黄色の花があふれる「ベルメール」|初心者にも育てやすいつるバラ

バラ愛好家の皆さま、今回はとても育てやすく、優しい黄色の花をたっぷり咲かせてくれる、つるバラ「ベルメール」の魅力をご紹介します。

淡い黄色から白へ。美しいグラデーションを楽しめる花色

「ベルメール」は咲き始めは淡い黄色、やがて白へと移ろう優しい色合いが特徴。まるで季節の移ろいを映し出すかのような、自然なグラデーションを楽しめます。

花付きも良く、あふれんばかりに咲き誇る姿は圧巻。花持ちも良いため、長く美しい景色を楽しめるのも魅力のひとつです。

トゲが少なく育てやすい!初心者にもおすすめ

トゲが少ないため、作業時のストレスも軽減。さらに病気に強く、生育旺盛な性質なので、バラ初心者の方にも安心して育てていただけます。

つるバラとしての魅力もたっぷり

よく伸びるつる性で、成長すると2~3mほどの大きさになります。フェンスやトレリス、アーチ仕立てなど、自由な演出が可能。お庭を立体的に彩りたい方にぴったりです。

※ベルメールは「一季咲き」です。 春の一度きりの開花にはなりますが、その分、一斉に咲き誇る姿はとても印象的です。

ベルメールのルーツ:フランスの名花「ゴールデンボーダー」の枝変わり

2025年4月7日、販売元であるジョイフル本田に問い合わせたところ、「ベルメール」はフランス・メイアン社のバラ 『ゴールデンボーダー』 の枝変わり品種であることが確認されました。

作出者は特段明示されていませんが、名花をルーツに持つことからも、その育てやすさと美しさに納得です。

販売ルートの変遷と現在

ジョイフル本田では5年前から「ベルメール」の販売を開始。当初3年間はジョイフル本田の独占販売でしたが、現在ではコメリをはじめ、複数のホームセンターでも取り扱いがあります。

流通が広がったとはいえ、まだ一般的にはそれほど知られていないため、ガーデナー仲間との話題にもなること間違いなしです。

気になる方は、春の苗の販売時期をお見逃しなく!


追記ゴールデンボーダーについて参考記事

ベルメールのルーツ「ゴールデンボーダー」とは?

「ベルメール」は、フランスの育種会社メイアン社によって1987年に発表されたバラ「ゴールデンボーダー」の枝変わりとして誕生しました。

ゴールデンボーダーは、黄色のカップ咲きで、花弁数は25~28枚、花径は5~7cmほど。中程度の香りがあり、トゲも少ないため扱いやすく、樹高は0.5~0.7mとコンパクトな直立性の樹形です。

花付きが非常によく、繰り返し咲き(四季咲き)も楽しめる魅力的な品種ですが、より多くの花を咲かせたい場合は夏は咲きがら摘みのみ冬は深く剪定しすぎないことがポイントとされています。

このゴールデンボーダーの特性を受け継ぎながら、つるバラとして伸びやかな姿と一季咲きの華やかさを加えたのが「ベルメール」なのです。

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