薔薇愛好家の皆さんへ、今回は特別な一輪をご紹介します。
2011年、今井ナーセリーが作出した希少な和薔薇**「クロュシュド・マリアージュ(Cloche de Mariage)」**。 フランス語で「ウェディングドレス」という意味を持つこの薔薇は、純白の花弁が花嫁衣装の生地を思わせる優雅さを持っています。
クロュシュド・マリアージュの基本情報
- 作出年:2011年
- 作出者:今井ナーセリー(日本)
- 花色:純白
- 花形:カップ咲き(花弁枚数は少なめ)
- 香り:控えめな上品な香り
- 樹形:直立性
- 開花習性:四季咲き
- 市場流通:極めて少ない希少品種
クロュシュド・マリアージュの魅力
1. 純白の花弁が生み出す「花嫁のドレス」
この薔薇の最大の特徴は、くしゅくしゅとした紙のような軽やかな花弁。 ウェディングドレスの柔らかな生地を思わせる繊細な質感が、見る人の心を捉えます。
その可憐な姿は、まるで晴れの日を迎えた花嫁のよう。 ロマンティックなガーデンやブライダルブーケにも最適な品種です。
2. 優雅なカップ咲きフォルム
クロュシュド・マリアージュの花形は、丸みを帯びたカップ咲き。 花弁数が少なめなため、ナチュラルで可憐な印象を与えます。 華やかさと上品さを兼ね備えたこのフォルムは、純白の色と相まって洗練された雰囲気を演出します。
3. 市場に流通しない「幻の薔薇」
この薔薇は、市場に苗がほとんど流通していない超希少品種。 一般的なナーセリーでは手に入れることができず、限られた愛好家の間で大切に育てられています。
「珍しい薔薇を育てたい」「他にはない品種を探している」 そんな方にとって、クロュシュド・マリアージュは特別な一鉢となるでしょう。
クロュシュド・マリアージュの育て方
1. 日当たりと風通しの良い場所で
この薔薇は日光を好みます。半日以上の日照が確保できる場所で管理しましょう。 風通しの悪い環境では病気のリスクが高まるため、適度に剪定を行いましょう。
2. 適切な水やり
乾燥しすぎると生育が悪くなるため、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。
3. 肥料のバランスを考える
四季咲き性のため、春と秋の生育期にはしっかりと肥料を与えましょう。 有機質の肥料や薔薇専用の液肥を活用すると、美しい花を咲かせやすくなります。
4. 病害虫対策
純白の薔薇はうどんこ病や黒星病の影響を受けやすいため、 定期的な薬剤散布や葉の乾燥状態をチェックすることが重要です。
まとめ
**クロュシュド・マリアージュ(Cloche de Mariage)**は、 純白の花弁が花嫁のドレスのように美しい、ロマンティックな薔薇。
市場流通が少なく、希少性が高いため、育てられる機会があればぜひ大切にしてほしい品種です。
ガーデンに気品ある白薔薇を加えたい方や、 特別な一輪を求める方にぴったりのこの薔薇を、ぜひチェックしてみてください!